「夏のシューズは何を履いていますか?」
夏の着こなしに合わせて、オシャレなシューズをチョイスしたいけど、何を履いたらいいか分からないという方も多いはず。
・「革靴は暑い」
・「涼しく履けるシューズがわからない」
・「サンダルは子供っぽく見える」
こんな悩みがあって、いつものスニーカーに落ち着いてしまっていませんか。
この記事では、夏のシューズ選びに悩んでいるメンズに向けて、「NIKE エアリフト(Air Rift)」の魅力から、履き方、サイズ感までを、分かりやすく解説していきます。
エアリフトは、「楽ちん!」「軽快!」「スタイリッシュ!」。一度履くと病みつきになる一足です。
この記事を読めば、エアリフトの魅力が分かり、夏の着こなしを快適でオシャレに整えることができるでしょう。
この記事を書いている私は、アパレル業界に20年勤務。
プライベートでは、春夏シーズンの8割をエアリフトとともに過ごしています。
NIKE エアリフトとは
エアリフトは、1996年に「NIKE」から発表されたランニングシューズです。
裸足で走るケニア人ランナーからインスピレーションを受け、ケニア出身の長距離ランナーと共同開発したモデルと言われています。
また、「Rift(リフト)」という名前は、ケニアの「Great Rift Valley(グレートリフトバレー)」という大地溝帯が由来です。
ファーストモデルの発売当初は、ケニア国旗の「黒、赤、緑」の3色を使った配色が特徴的で、大きなインパクトがあった一方、コーディネートにはやや取り入れづらい印象がありました。しかし、その後のモデルでは、着こなしに馴染みやすいブラックやホワイトを基調としたベーシックな配色へと変化を遂げています。
デザイン
エアリフトといえば、足袋のように2股に分かれたつま先のデザインが特徴です。
裸足のような快適な履き心地を追求したこのデザインは、足をスライド、ステップさせるたびに、指先の自然な動きをサポートしてくれます。
また、足袋型シューズの代表といえば、メゾンマルジェラ不屈の名作「足袋ブーツ」です。1989年にお披露目されて以来35年もの間、世界中の多くの人々から支持されています。
これまでも、そしてこれからも、「足袋をモチーフとしたデザイン」は、ストリートスタイルをファッショナブルに彩っていくでしょう。
モデル
エアリフトには、「エアリフト(Air Rift)」と「エアリフトブリーズ(Air Rift Breathe)」の、2つのモデルがあります。
オリジナルモデル「エアリフト」は、アッパー部分に「ネオプレン生地」を採用し、軽量かつ伸縮性の高さを持ち味としていました。
その後発売された「エアリフトブリーズ」では、アッパー部分に「Nike Tech Ultramesh」が採用され、さらに軽さと清涼感を追求したモデルとなっています。
それぞれのモデルの簡単な見分け方としては、アッパー部分がネオプレン生地なのが「オリジナルモデルのエアリフト(Air Rift)」、メッシュ生地なのが「エアリフトブリーズ(Air Rift Breathe)」です。
現在、NIKI公式やAmazonなどの大手通販サイトで販売されているほとんどは、「エアリフトブリーズ」となっているようです。
NIKE エアリフトの魅力
スニーカーとサンダルを融合させたスニーカー「NIKE エアリフト」には、他のスニーカーにない魅力があります。
・楽ちんで快適な履き心地
・涼しく軽やかな履き心地
・オシャレでスタイリッシュな印象
ここでは、それぞれのポイントをエアリフトに搭載されている機能を交えながら紹介していきます。
エアリフトがもつ魅力を知れば、もう夏のシューズ選びに悩むことはなくなるはずです。
楽ちんで快適な履き心地
エアリフトは、サッと足を入れてストライプでとめるだけの、スムーズな着脱が大きな魅力です。素足でも履けるので、ちょっとした外出でもサンダル感覚で着用できます。
また、履き心地のよさも魅力のひとつ。ヒールに内蔵された「Air-Soleユニット」と、快適な「フォームミッドソール」が、歩行時の衝撃を吸収してくれ、ハイテクスニーカーの着用感を味わえます。
「楽ちんに履けて、快適に動ける!」
これだけでも、エアリフトを試してみる価値は十分にあります。
涼しく軽やかな履き心地
サンダルのような、涼しく軽やかな履き心地も、魅力のひとつです。
特に、アッパー部分に「Nike Tech Ultramesh」を採用した、「エアリフトブリーズ」は、夏の暑さによる蒸れや不快感を解消してくれます。
さらに、通気孔のあるソックライナーが涼しさをキープ。贅沢でソフトな肌触りをプラスしてくれます。
一般的なスニーカーの重量が片足350〜400gと言われているなか、エアリフトは片足200gほど。まさに、サンダルのような軽やかさをスニーカーに落とし込んだ一足といえます。
オシャレでスタイリッシュな印象
エアリフトは、スリッポンタイプの革靴を履いているような、スタイリッシュな印象を与えてくれます。
特に、アッパー部分とソールが黒で統一されたオールブラックの配色がおすすめです。
半袖やショートパンツなど、着こなしが子供っぽくなってしまいがちな夏場のコーディネートを、大人っぽく整えてくれるでしょう。
さらに、足袋型シューズは、履くだけで着こなしをオシャレに見せてくれるメリットもあります。
なぜなら、オシャレは「まわりとは何か違う」という差別化から生まれるものだからです。
「あなたの身のまわりに足袋型シューズを履いている人はいますか?」
おそらく、ほとんどいないはずです。
つまり、トップスとボトムがどんなにベーシックなアイテムであっても、少数派のエアリフトを履くだけで、着こなしをオシャレに見せることができるのです。
NIKE エアリフトのサイズ感
もともとNIKEのスニーカーは、他のメーカーに比べ小さめと言われているうえ、エアリフトは、ウィメンズモデルがベースなので、男性にはやや小さめと感じるサイズ感になっています。
また、エアリフトのサイズは、22〜29cmまでの1cm刻みです。0.5cmのハーフサイズがないため、サイズ選びがやや難しいといえます。
ここで解説する2つのポイントを参考に自分にピッタリのサイズを選んでみてください。
ワンサイズ大きめをチョイス
エアリフトを選ぶ際は、いつもよりワンサイズ大きめをチョイスしましょう。
足入れをした際に、シューズつま先と親指の間に1cmほどの隙間が生まれるくらいのサイズ感を目安としてみてください。
参考までに私のサイズを載せておきます。
・NIKE エアリフト:27cm
・adidas スタンスミス:26.5cm
・革靴:26cm
私の場合は、adidas スタンスミスの26.5cmが基本のサイズになります。
ちなみに、エアリフト以外のNIKEのスニーカーも27cmを履いているので、普段NIKEを履いている方は、いつものNIKEのサイズを選べばOKです。
サイズ調整機能
NIKE エアリフトは、足の甲部分のストラップに加え、かかと部分にもサイズ調整できるストラップがついているのが嬉しいポイントです。
他のスニーカーにはない、かかと部分のストラップは、自分の足に合うようサイズをカスタマイズしてくれます。まるで足に吸い付いているかのような、一体感のあるフィット感を味わえるでしょう。
NIKE エアリフトの履き方
通常のスニーカーであれば、ソックスを履いてスニーカーを履く。これ一択でしょう。
しかし、サンダルの役割も果たすエアリフトは、素足で履く選択肢があります。
ここでは、それぞれの履き心地やファッションとしての見え方を解説していきます。
専用ソックスで履く
エアリフトを、スニーカー感覚で履くならソックススタイルがおすすめです。
足の甲部分からチラリと見えるソックスが、コーディネートにカジュアル感を出してくれます。
また、ソックスを履くことにより足囲いに厚みが出るので、より高いフィット感を得られるのもポイントです。吸水性のあるソックスを履くことで、長時間の着用でも足の蒸れが気になりません。
エアリフトのソックスは、指先が二手に分かれた専用のソックスを選びましょう。通常のソックスでは、親指部分に違和感があり、履き心地が悪くなる可能性があります。
個人的には、ソックスブランド「Tabio(タビオ)」の専用ソックスがおすすめです。
かかとが脱げにくい快適な履き心地が得られることに加え、甲部分からチラリと見えるソックスの分量感がちょうどいい設計になっています。
素足で履く
エアリフトをサンダル感覚で履くなら、素足履きがおすすめです。
もともとは、ケニアの裸足のランナーにインスパイアを受けて作られたエアリフト。裸足のような履き心地を追求したNIKEこだわりのデザインを、ダイレクトに感じられるでしょう。
なかでも、アッパー部分がメッシュ素材になっている「エアリフトブリーズ」は、ソックスなしでも清涼感ある履き心地が続くので、素足履きにピッタリです。
なにより、出掛けるときソックスなしでサッと履ける気軽さは、他のスニーカーにはない大きな魅力です。
また、ソックスなしのスッキリした見た目は、スリッポンタイプの革靴を履いているようなスタイリッシュな印象を与えるため、着こなしを大人っぽく整えてくれます。
まとめ
今回は、夏にピッタリのNIKEスニーカー「エアリフト(Air Rift)」の魅力を紹介してきました。
NIKE エアリフトは、スニーカーの快適さ、サンダルの清涼感、革靴のスタイリッシュ感を持ち合わせた、唯一無二のモデルです。
この記事を読んでエアリフトの魅力を感じた方は、ぜひ手に取ってみてください。
きっと、夏の足元になくてはならない、お気に入りの一足になるはずです。