
うだるような厳しい暑さが続く日本の夏。外出さえも面倒になってしまう毎日のなかで、「おうち時間」をより快適に過ごしたいと考えている人が増えています。
そんな中、あらためて今着ている“お部屋着”に目を向けてみるとどうでしょう。見た目や快適さは二の次で、もう着なくなった昔のTシャツや短パンで過ごしていませんか?
「部屋にいる時くらい、楽な格好が一番」と、首元がヨレてしまったTシャツや、膝が出てしまったスウェットパンツで過ごすのは、確かに楽かもしれません。しかし、心のどこかで「もう少しだけ、気分が上がるルームウェアはないだろうか?」と感じたことがあるはず。
- 「着心地は良いけれど、生活感が出すぎてしまう…」
- 「急な来客や宅急便に、慌てて着替えるのはもう嫌だ…」
- 「コンビニくらいは行ける、品の良いデザイン性が欲しい…」
- 「かといって、ルームウェアに高いお金はかけたくない…」
そのすべての思いを、驚くべきクオリティと価格で解決してくれるアイテム。それこそが、170年以上の歴史を誇るアメリカの老舗ブランド「Fruit of the Loom(フルーツオブザルーム)」のルームウェアなのです。
この記事では、Fruit of the Loomのルームウェアが、なぜ快適でおすすめなのかをわかりやすく解説。さらに、大人の男性に人気のセットアップ2選をご紹介します。
「Fruit of the Loom」とは? 170年以上の歴史が紡ぐ信頼の証

その歴史は、ゴールドラッシュに沸く19世紀半ばのアメリカ、1851年にまで遡ります。ロードアイランド州で製糸工場を営んでいたロバート・ナイト氏がその創業者です。
ブランド名の由来には、心温まるエピソードがあります。
創業者の友人の娘さんが、彼の作る生地にリンゴの絵を描いて貼り付けたところ、それが大変な評判を呼びました。この出来事と、聖書にある「fruit of the womb(胎の実り=子供たち)」という言葉にインスピレーションを受け、自らの製品を「Fruit of the Loom(織機の果実)」と名付けたのです。
そこには、「自分たちの織機が生み出す製品が、果実のように豊かに実を結び、人々の生活を潤すものであってほしい」という、成功への熱い想いが込められていました。
Fruit of the Loomルームウェアが選ばれる3つの理由

Fruit of the Loomのモノ作りにおける本質は、もともとTシャツなどのボディ(プリント加工用の無地衣類)メーカーであるという点です。
これはつまり、彼らが「生地のプロフェッショナル」であることの証明。その揺るぎない品質には、3つの秘密が隠されています。
秘密1:恵みの大地で育つ「USAコットン」
製品のベースとなるのは、上質な「USAコットン」です。
恵まれた太陽と肥えた大地で育ったアメリカ綿は、油分が少なく、カラッとしたドライな肌触りが特徴。この独特の質感が、日本の高温多湿な夏に爽やかな着心地を提供してくれます。
さらに、通気性・吸湿性に優れているため、汗ばむ気温でも快適な着用感を得られるでしょう。
秘密2:ラフでタフな風合いを生む「オープンエンド糸」
アメリカ製のTシャツらしい、ガシッとした風合いは、「オープンエンド糸(空紡糸)」によって生み出されています。
これは空気の力を使って繊維を撚り合わせる紡績技術で、糸の間に多くの空気が含まれるのが特徴です。 これにより、ふっくらとしたボリューム感と、ドライでラフな質感が生まれるのです。
また、耐久性に優れた素材は、着込むほどに、洗うほどに、目が詰まっていき、自分の体に馴染んでいきます。そんな「育てる楽しみ」を味わえるのも、この糸ならではの魅力です。
秘密3:究極の着心地を追求した「丸胴ボディ」
多くのTシャツが、前後の身頃を両脇で縫い合わせて作られるのに対し、Fruit of the LoomのTシャツの多くは、脇に縫い目のない「丸胴ボディ」仕様を採用しています。
生地を筒状に編み上げていくこの製法は、肌へのストレスとなる縫い代がないため、ゴロつきがなく、格別の着心地を実現します。アンダーウェアから始まったブランドだからこその、着心地への徹底的なこだわりがここにあります。
大人の男性が「Fruit of the Loom」のルームウェアを選ぶべき4つの理由

ブランドの背景を知ると、その魅力はさらに増します。
では、具体的にFruit of the Loomをルームウェアとして選ぶべき理由は何か。それは、大人の男性がルームウェアに求める「理想」を満たしてくれる点にあります。
- 極上の着心地
- ワンマイルウェアとして使えるデザイン性
- 圧倒的なコストパフォーマンス
理由1:肌が喜ぶ、極上の着心地。一度着たら、もう戻れない
まず何よりもお伝えしたいのが、その圧倒的な着心地の良さです。
特に春夏シーズンに展開される柔らかなパイル地は、肌に優しく、吸汗性にも優れているため、汗ばむ季節でも快適に過ごせます。ホテルのタオルのような触り心地で、長時間着てもストレスがありません。
さらに特筆すべきは、「ほどよい毛足の長さで着心地がよく、かつ毛が落ちにくい」という、ユーザー目線に立った細やかな配慮です。安価なパイル地にありがちな、数回の洗濯で毛羽が抜け落ちてしまうようなことはありません。
これは、長く良いものを使い続けたいと願う大人にとって、非常に重要なポイント。デザインだけでなく、素材そのものの品質を愚直に追求する老舗のプライドが、この一点からも垣間見えます。
理由2:パジャマ感ゼロ。ワンマイルウェアとして使えるデザイン性
ルームウェアを選ぶ際、「パジャマっぽく見えないかな?」と、悩む方も少なくありません。しかし、Fruit of the Loomのセットアップにその心配は無用です。
洗練されたシンプルなデザインと、計算されたシルエットは、上下で合わせても“いかにもな部屋着感“がありません。
玄関先での宅配便の受け取りはもちろん、近所のコンビニやスーパーへの「ちょっとそこまで」の外出、いわゆる「ワンマイルウェア」として、自信を持って着用できるデザインになります。
それどころか、Tシャツやショートパンツはそれぞれ単体でもおしゃれ着として成立するほどのクオリティ。
休日にTシャツをジーンズやチノパンに合わせたり、ショートパンツをリネンシャツとコーディネートしたりと、夏の普段着のローテーションにそのまま組み込める“着回し力”の高さは、大きなメリットと言えるでしょう。
理由3:価値観が揺らぐ、圧倒的なコストパフォーマンス
「これだけ歴史と品質を語られたら、値段も高いんでしょう?」と思うかもしれません。しかし、コストパフォーマンスこそがFruit of the Loom、最大のサプライズです。
これだけの高級感と、170年以上の歴史に裏打ちされた確かな品質を備えながら、なんとルームウェアのセットアップが税込み5,000円ほどという、信じがたい価格で手に入るのです。
おしゃれなルームウェアブランドは数あれど、この価格帯でこのクオリティはまさに常識外れ。これまで、さまざまなブランドのルームウェアを比較検討してきましたが、品質、デザイン、価格、そしてブランドストーリーという総合力において、これにかなうものはありませんでした。
ユニクロやGUが「日常着の王者」であることは間違いありません。しかし、Fruit of the Loomは、少しこだわりたい大人のための、賢い選択肢となるでしょう。
理由4:気が利いている、ミニマルで十分な機能性
特質したなデザインはありません。しかし、日々の生活で「これがあると本当に便利」と感じる、ミニマルかつ十分な機能性を備えています。
スマートフォンが手放せない現代において、ボトムスのポケットは必須のディテール。もちろん、Fruit of the Loomのルームウェアには、スマホやちょっとした小物を収納するのに便利なポケットが標準装備されています。
そして、汗をかく夏場には特に嬉しいのが、自宅の洗濯機で気軽に洗えるイージーケア仕様であること。タフな生地なので、気兼ねなく洗濯を繰り返してもへこたれません。
こうした「気が利いている」設計も、多くの大人に長く愛される理由なのです。
大人の男性におすすめの「Fruit of the Loom ルームウェア」2選

ここでは、数あるラインナップの中から、特にこの夏おすすめしたい鉄板のセットアップを2種類、それぞれの魅力と共にご紹介します。
王道のリラックス感「クルーネック パイルセットアップ」

とにかくリラックスしたい、Tシャツ感覚で気楽に着たいという方には、この定番のクルーネックタイプが絶対におすすめ。首元がすっきりしているため、より開放的な着心地を味わえます。
肌を滑る柔らかなパイル地のループが、汗ばむ季節でもベタつきを感じさせず、常にドライで快適な状態を保ってくれるでしょう。
シンプルを極めた飽きのこないデザインは、まさに「毎日着たくなる」ルームウェアの王道。“スッキリ見え”する膝上丈のショートパンツは動きやすさも抜群で、立ち座りの多い時間でも全くストレスを感じさせません。
初めてFruit of the Loomを試すという方にも、まず間違いない選択です。
品格と快適さの両立「ポロシャツ パイルセットアップ」

ルームウェアでありながら、だらしなく見えない「きちんと感」も両立させたい。そんな大人の理想を叶えるのが、襟付きのポロシャツタイプです。
急な来客や宅配便の受け取りはもちろん、テレワーク中のちょっとしたオンライン会議であれば、このまま参加しても全く問題ないでしょう。
襟があるだけで、不思議と気持ちが引き締まり、それでいてパイル地の極上の着心地はそのまま。「だらしなく見えない」という安心感が、日々の生活に確かなゆとりをもたらしてくれます。
パートナーとの近所への散歩など、少しだけきちんとしたいワンマイルシーンでも大活躍間違いなしです。
まとめ:Fruit of the Loomのルームウェアで快適なおうち時間を

今回は、Fruit of the Loomのルームウェアが、なぜ大人の男性におすすめなのかを解説してきました。
その理由を改めて整理しましょう。
- 歴史が証明する信頼性:170年以上の歴史と、「USAコットン」「オープンエンド糸」「丸胴ボディ」といった確かな品質
- 肌が喜ぶ「極上の着心地」:一度着たら手放せなくなる、優しく快適な肌触り
- パジャマ感ゼロの「高いデザイン性」:ワンマイルウェアとしても活躍する、洗練されたルックス
- 価値観を覆す「圧倒的なコストパフォーマンス」:本物の品質が、驚きの価格で手に入る
- あると嬉しい「最低限の機能性」:ポケットやイージーケアなど、現代のライフスタイルに寄り添う設計
一日の多くの時間を共にするルームウェアだからこそ、そこに少し投資するだけで生活の質は驚くほど向上します。
これまでルームウェアはユニクロやGUばかりだったという方も、ぜひ次の選択肢に「Fruit of the Loom」を加えてみてはいかがでしょうか。