
雨の日や雪の日でもファッションスタイルを崩したくない。そんな大人の男性から圧倒的な支持を受けているのが、英国発ブランド「HUNTER(ハンター)」のレインブーツです。
高い防水性と洗練されたデザインで、普段着にもビジネスにも自然となじむ万能さが魅力。
本記事では、ハンターが世界中で選ばれる理由や、天然ラバーが生む圧倒的な耐久性、ビジネススタイルにも対応する美しいシルエットを詳しく解説。
僕自身が13年間愛用しているハンターのレインブーツを実例として公開し、長持ちする理由や経年変化についても紹介していきます。
通販でも失敗しないサイズ選びのポイントや、シーン別おすすめモデル6選もまとめてみましたので、ハンターのレインブーツが気になっている方は必見の内容です。
この記事を読めば、あなたのライフスタイルにピッタリな一足が明確になり、雨の日や雪の日を楽しめる“後悔しないレインブーツ選び”が叶います。
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レインブーツの代名詞「HUNTER(ハンター)」とは?

世界中で販売され、レインブーツの代名詞的存在となったハンター。「歴史・品質・ステータス・ファッション性」が揃ったハンターは、日本国内だけではなく、世界中の人々から愛されています。
ここでは、大人の男性をも魅了するハンターの3つの本質的な魅力について深掘りします。
英国王室御用達(ロイヤルワラント)の歴史とステータス
ハンター(HUNTER)が、女性だけでなく多くの男性から選ばれ続けている最大の理由は、その背景にある歴史と確かな信頼にあります。
1856年にスコットランドで創業して以来、ハンターは単なる雨具メーカーの枠を超え、英国の伝統そのものを体現してきました。
その証となるのが、英国王室御用達の認定証である「ロイヤルワラント」です。ハンターは過去に、エジンバラ公とエリザベス女王という二人の重要人物からワラントを授与されていました。

それから、長きにわたり王室の厳しい品質基準をクリアし続けてきた実績は世界中に広まり、多くの人々の信頼へとつながっていったのです。
また、ハンターのブーツは英国陸軍の軍靴として採用されていた歴史も持っています。戦場という極限の環境で兵士の足を守り抜いた耐久性は、そのまま現代の製品にも受け継がれています。
つまり、ハンターのブーツを履くことは、単に優れた製品を持つだけでなく、英国の歴史と権威に裏打ちされた「ステータス」を所有することを意味します。まさに、大人の男性が身につけるにふさわしい、語れるストーリーを持った一足と言えるでしょう。
天然ラバー100%が生む「完全防水」
たとえば、ショッピングモールやホームセンターなどで売られている安価な長靴と、ハンターのブーツには決定的な違いがあります。それは「素材」と「作り方」です。
一般的な長靴の多くは、合成ゴムや塩化ビニル(PVC)で作られていますが、ハンターは天然ゴム(ラバー)を贅沢に使用しています。
この天然ゴムを使い、熟練の職人がなんと28個ものパーツを手作業で組み合わせて作っているのです。パーツを貼り合わせる際には、接着剤だけに頼らず、熱と圧力を加えてゴム同士を一体化させる「ヴァルカナイズ製法」という特殊な技術を用いています。
この手間のかかる製法により、ブーツ全体が継ぎ目のない一つの容器のようになり、水が浸入する隙間を完全にシャットアウト。「完全防水」となったブーツ内部は、履いていると温かさを感じるほどの安心感があります。
また、最近では環境に配慮し、FSC認証を受けたサステナブルな天然ゴムを採用したモデルも登場しており、品質だけでなく環境への意識が高い方にも選ばれています。
レザーブーツのような「洗練されたシルエット」
「長靴を履くと、どうしても作業靴のように見えてしまう」という悩みを持つ方は多いはずです。しかしハンターは、着こなしの印象を崩してしまうことはありません。
その理由は、足首周りをキュッと細く絞った、独自の美しいシルエットにあります。足の形に沿ったスマートなデザインは、まるでレザーブーツのようです。
たとえば、ショート丈のチェルシーブーツは、スーツスタイルであっても違和感がなく、むしろ着こなしをドレスライクに整えるファッションアイテムとして機能します。さらに「ロングタイプのレインブーツ」では、“裾幅が狭い”スキニーパンツやテーパードパンツを選び、ブーツインスタイルを完成。膝下からつま先にかけてのラインがスッキリ見え、足長効果が生まれます。
この、どんなスタイルにも違和感なく溶け込む“洗練されたシルエット”が、多くの男性から支持を集めているのです。
通販でも失敗しない!HUNTERのサイズ感と選び方

「デザインは気に入ったけれど、サイズが合うか不安で購入に踏み切れない…」
ハンターは英国規格のため、少し特殊なサイズ感を持っています。しかし、いくつかの「法則」さえ知っていれば、通販でも失敗のリスクを劇的に減らすことができます。
ここでは、購入前に必ず押さえておきたいサイズ選びのポイントを解説します。
UKサイズと日本サイズ(cm)の換算目安表
ネット通販でハンターを購入する際、最も高いハードルとなるのが「サイズ選び」。ハンターはイギリスのブランドであるため、サイズ表記は「UKサイズ」が基準となっています。
「cm」での表記ではないため、まずは自分のサイズがUK規格でいくつになるのかを把握することが重要です。
ここで注意したいのが、ハンターの多くのモデルには「ハーフサイズ(0.5cm刻み)」が存在しないという点です。基本的には1cm刻みの展開となります。
主なサイズ換算の目安は以下の通りです。
- UK6 = 25.0cm
- UK7 = 26.0cm
- UK8 = 27.0cm
- UK9 = 28.0cm
もし普段26.5cmの靴を履いている場合は、基本的に上のサイズである「UK8(27.0cm)」を検討することをおすすめします。自分の足の実寸を正しく知り、公式サイトのサイズガイドやこの目安表を参考にすることが、失敗を防ぐ第一歩です。
甲高・幅広なら「1サイズアップ」を推奨
日本人の足は「甲が高く、幅が広い」傾向にありますが、ハンターのブーツは欧米人の足に合わせて、やや細身で甲が低めに設計されています。そのため、普段のスニーカーと同じ感覚でサイズを選ぶと、足が入らなかったり、激しい圧迫感を感じたりすることがあります。
さらに重要なのが、天然ラバーという素材の特性です。本革の靴であれば、履いているうちに伸びて足の形に馴染んできますが、ゴムはほとんど伸びません。最初に「きつい」と感じたら、その感覚はずっと続くと考えてください。
そのため、甲高・幅広の方や、厚手の靴下を履くことを想定している方は、普段のサイズより「1サイズ(1cm)大きめ」を選ぶのが鉄則です。例えば、普段26.5cmで幅広の方は、迷わずUK8(27.0cm)を選んでください。少し大きめを選ぶことが、快適に履くための安全策となります。
ちなみに、このブログの筆者である僕は「UK8」のレインブーツを選びました。基本的なサイズは、一般的な革靴であれば26cm、adidasスタンスミスで26.5cmを履いています。サイズ選びの参考にしてみてください。
足首周りのフィット感と着脱のしやすさを考慮する
サイズ選びでもう一つ見落としがちなのが、「足首の通りやすさ」です。ハンターのブーツ、特にロング丈のトールモデルは、シルエットを美しく見せるために足首部分がかなりタイトに絞られています。
足のサイズ(足長)がジャストでも、足首やふくらはぎが太めの方だと、脱ぐときに真空状態のようになり、全く脱げなくなってしまうことがあります。これは非常にストレスになりますし、無理に引っ張るとブーツを傷める原因にもなります。
そのため、サイズ選びに迷ったら大きめを選ぶことを強くおすすめします。もし履いてみて大きすぎると感じたら、市販の「中敷き(インソール)」を入れたり、厚手の靴下を履いたりすることで調整はいくらでも可能です。
フィット感も大切ですが、「スムーズに脱ぎ履きできるか」を優先することが、長く愛用するための賢い選択です。
HUNTERレインブーツおすすめモデル6選!

ハンターのメンズラインには、定番のロングブーツ以外にも、ビジネスで使えるショート丈や、冬用スノーブーツなど、多彩なモデルが揃っています。
ここでは、着用シーンや、ファッションスタイルに合わせたおすすめの6モデルを厳選してご紹介します。
【王道のロング】メンズ オリジナル トール レイン ブーツ
ハンターといえば、まず思い浮かべるのがこのモデル。1956年に登場して以来、そのデザインと製法を守り続けているブランドの象徴的な存在です。
膝下までをすっぽりと覆うロング丈は、大雨や深い雪、ぬかるんだ泥道など、あらゆる悪条件から足元を守ってくれます。特に野外フェスやアウトドアシーンでは、マストな一足となるでしょう。
さらに機能性だけでなく、スキニーパンツをブーツインして履くスタイルは、ハンターならではの王道ファッションとして定着しています。「まずはハンターらしい一足が欲しい」という方には、間違いなくこのモデルがおすすめです。
【万能なミドル丈】メンズ オリジナル ショート レイン ブーツ
「ロングブーツは脱ぎ履きが大変そう」、「普段使いには少し大げさかも」と感じる方には、このショートモデルが最適。オリジナルトールのデザインや防水機能はそのままに、丈をふくらはぎの中間あたりまで短くカットしたモデルです。
丈が短くなることで足入れがスムーズになり、脱ぎ履き時のストレスがありません。また、身長を選ばずどんなパンツともバランスが取りやすいため、日常のあらゆるシーンで気兼ねなく使えます。実用性と手軽さを両立した、バランスの良い万能モデルです。
【脱ぎ履き楽々】ユニセックス プレイ モールド ブーツ
よりカジュアルに、スニーカー感覚でハンターを楽しみたい方には「プレイ」シリーズがおすすめです。従来のオリジナルブーツを簡素化し、軽量化と履き心地の良さを追求しています。
特徴的なのは、少し厚底のフラットソール。クッション性が高く、長時間歩いても疲れにくい設計になっています。また、かかとに付いたストラップのおかげで、手を使わずにスポッと脱ぎ履きが可能です。
シンプルながらもロゴがアクセントになっており、デニムやハーフパンツなどのカジュアルな服装に相性抜群。リラックスした休日の雨対策にぴったりです。
【ビジネスに最適】メンズ コマンドチェルシー レインブーツ
雨の日の通勤靴として絶大な人気を誇るのが、このチェルシーブーツ。くるぶし丈のサイドゴアブーツのデザインを採用しており、パンツの裾を被せてしまえば、見た目は完全に革靴です。
スーツやジャケパンスタイルに合わせても違和感がなく、取引先への訪問や会食の場でも、足元の品格を損ないません。
もちろん完全防水なので、大切な革靴を雨でダメにする心配もなくなります。履き口にはプルタブが付いており、サッと履けるのも嬉
【アウトドアの主役】メンズ オリジナルチェルシー レインブーツ
定番のチェルシーブーツを、よりタフで男性的なデザインに進化させたのが「オリジナルチェルシー」。最大の特徴は、ゴツゴツとした厚みのあるアウトソールです。
このソールのおかげでグリップ力が大幅に向上しており、濡れた路面や砂利道でもしっかりと地面を捉えて滑りません。
素材にはFSC認証の天然ゴムを使用しており、環境への配慮もなされています。見た目が無骨でワイルドな印象を与えるため、アウトドアミックスのファッションや、冬場の悪路を歩く際にも頼りになる一足です。
【極寒・雪対応】イントレピッド インシュレイティド ショート スノー ブーツ
真冬の寒さや雪道に対応するために開発されたのが、このスノーブーツです。通常のレインブーツとは異なり、内側にフリース素材や断熱材を使用しているため、氷点下の環境(モデルによっては-20℃)でも足元を暖かく保ちます。
防水性はもちろんのこと、雪の上でも滑りにくい特殊なソールパターンを採用しており、冬のキャンプや雪かき、寒冷地への旅行などで圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
足元の冷えにお悩みの方や、冬のアクティビティを楽しみたい方には、この最強の防寒ブーツが最適です。
HUNTERを長く愛用するための正しいお手入れ方法

お気に入りの一足を手に入れたら、できるだけ長くきれいな状態で履き続けたいものです。ハンターは天然ラバー製だからこそ、特有の現象やケア方法を知っておく必要があります。
ここでは、ブーツの寿命を延ばすためのお手入れ術と、お手入れをしながら13年愛用したレインブーツを公開します。
表面が白くなる「ブルーミング現象」の対処法
ハンターのブーツをしばらく履いていると、表面に白い粉のようなものが浮き出てくることがあります。
「カビが生えたのか?」「不良品ではないか?」と驚かれる方も多いですが、安心してください。これは「ブルーミング」と呼ばれる現象で、むしろ高品質な天然ゴムを使用している証拠です。ゴムの劣化を防ぐために練り込まれているワックス成分が、時間の経過とともに表面に出てくることで起こります。
この現象が起きたら、ハンター専用のクリーナー「ラバーバッファ」や、市販のタイヤ用艶出し剤などを使い、柔らかい布で磨いてみてください。白い粉が消え、購入時のような美しい光沢と色が蘇ります。
13年愛用したHUNTERレインブーツを公開
最後に本ブログの著者である僕が、13年間愛用したハンターレインブーツを公開します。
僕の着用シーンは、主に冬の積雪時。通勤や休日の外出だけでなく、長時間の除雪作業でもガシガシと履き込んできました。
そのレインブーツがこちらです。

僕のお手入れ方法は、とてもシンプルです。前述した通り、表面が白くなるブルーミングが出てきた時に「ラバーバッファ」を使って磨き上げるだけ。
長年履き込んだだけに、細かな擦り傷はあるものの、ゴムの劣化はほとんど感じられません。表面の艶感も健在です。
また、傷みがちなブーツ内側の生地も綺麗なまま。「HUNTER」のロゴマークもキレイに残っています。

ロングタイプのレインブーツは2万円を超える価格となっており、購入を躊躇する方も少なくありません。しかし、10年という年月が経っても、スペックがほとんど衰えないことを考えると、この2万円は決して高い買い物ではありません。むしろ“気に入ったものを長く使える良い投資”といえるはずです。
HUNTERレインブーツ:まとめ

今回は、大人の男性に向けて、ハンターが選ばれる理由や失敗しないサイズ選びの鉄則、そしてシーン別のおすすめモデル6選を徹底解説してきました。
以下に本記事のポイントをまとめます。
- 歴史と格式:ハンターは英国王室御用達の歴史を持つ、大人の男性にふさわしいブランド
- 完全防水とデザイン:28パーツの手作業による完全防水と、スーツにも合う美シルエットが魅力
- サイズ選びの鉄則:ハーフサイズがないため、甲高・幅広なら「1サイズ(1cm)アップ」が基本
- 用途で選ぶ:最強防水なら「トール」、万能な「ショート」、ビジネスなら「チェルシー」
- メンテナンス:白くなる現象は「ラバーバッファ」でケアすることで、購入時と同様の艶感が保てる
ハンターのレインブーツは、単なる雨具ではなく、スタイリッシュに足元を守ってくれる頼もしい相棒です。正しい知識でサイズを選び、適切にケアをすれば、長く付き合える一足になるでしょう。
ぜひ、ご自身のライフスタイルに合ったモデルをチェックして、大人のレインブーツスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

