若い頃はファッションに気をつかっていたけれど、40代になって「もうおじさんだから、今さらオシャレしてもな…」と、ファッションを諦めてしまっていませんか。
このままファッションを軽く見て日常を過ごしてしまうと、人生で損をしていく可能性があります。
なぜなら、ビジネス・プライベート・人間関係においての一次試験は『見た目』だからです。
見た目がアウトなら、中身がどれだけ素晴らしくても、それを知ってもらう機会を失ってしまいます。
この記事では、40代男性のファッションがこれからの人生にもたらす影響と、大切な4つの思考法を解説していきます。
この記事を読めば、自分にとってのファッションのあり方を見直すことができ、日常生活や社会生活の立ち居振る舞いが変わっていくでしょう。
この記事を書いている私は、アパレル業界でのキャリア20年。
数多くのお客様へファッションのアドバイスをしてきた経験があります。
戦闘服(ビジネス)としてのファッション
ビジネスにおいてのファッションの目的は、『仕事においてどう見られたら有利か』ということです。
当たり前ですが、警察官の制服を着ている人を警察官だと見られ、コンビニの制服を着ている人をコンビニの店員さんだと見られます。
では、制服がない仕事についている人はどう見られているでしょうか。
自分の戦闘服の選び方一つで、相手に与える第一印象を有利にも不利にもしてしまいます。
講師など何かを教える立場にある人は、ジャケットを着用してキチンとした印象を与えたほうが仕事において有利でしょう。さらにメガネを掛けてみると知的に見えて、より有利になるかもしれません。
逆に、磨かれていない革靴に、シワシワのシャツを着た講師を見た時、あなたはどんな第一印象を持ちますか。
おそらく「なんか、だらしなそうな人だな」と、第一印象から内面のことを予測し、信頼できない講師と見てしまうでしょう。
そうです、人は誰しも第一印象で、人の内面までも決めてしまっているのです。
『仕事においてどう見られたら有利か』を考えファッションを選ぶことで、ビジネスにおいての人との関係性を、より良いものにしていけます。
自己表現としてのファッション
ファッションは、僕たちの内面にある個性を外面に表す手段です。自分らしいスタイルを見つけ、表現することで自己をより良く表現できます。
1. 自己表現の手段
ファッションは個人の独自性や感性を表現する手段の一つです。
好みや興味、自分らしさを服装や小物を通じて表現することができます。
たとえば、
・ミニマリストであれば、シンプルな服装。
・情熱的な性格であれば、赤い服や小物を身につける。
などといった感じです。
つまり、自分がどのような人間であるか、どのような価値観や趣味を持っているかが、服装や小物で表すことができます。
2. 自己認識の促進
ファッションを通じて自分自身をより深く理解し、自己認識を高めることができます。
「なんか最近、暗い色の服ばっかりになってきたな…」「だんだん、ストレッチの効いた楽な服しか着なくなってきたな…」
これは、ファッションに自分の生活の変化が現れているということです。
自身の好みやスタイルの変化が現れるファッションは、自己成長や変化を示すものとして自分自身を見つめ直すきっかけになります。
気持ちや生活スタイルを変えるには、ファッションから変えてみることから初めてみましょう。
例えば、着こなしに一足300円のカラーソックスを入れてみる。たったこれだけでも、明るい気持ちに変えてくれます。
ファッションは単なる服装の選択以上のものであり、自己表現やアイデンティティ(自分らしさ)を印象として表すための重要なものなのです。
自己肯定感アップとしてのファッション
自分を表現するためのファッションを選ぶことで、自信を持ち、魅力を引き立てることができます。
ふと、「この服着ている自分ってカッコいいな」と思える瞬間、自分がオシャレであると感じることができ、自己肯定感が向上します。
「なかなか自分で洋服を選べない。」「何を買ったらいいか分からない」という方は、洋服を選んでもらいましょう。
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
大切な人を喜ばせるためのファッション
大切な人への思いやりや優しさをファッションに込めてみましょう。
・「一緒に歩くのが嬉しい!」と思ってもらえる、奥様のためのファッション
・「オシャレな友達がいて嬉しい!」と思ってもらえる、友人のためのファッション
・「この人に仕事をお願いしたい!」と思ってもらえる、クライアントのためのファッション
・新郎が思わず自慢したくなる、新郎新婦のための結婚式でのファッション
ファッションを『自分のため』ではなく『大切な誰かのため』と思えたとき、大切な人と一緒に過ごす時間の満足度が一気に上がります。
まとめ
ぼくはファッションが好きです。それは単に洋服が好きだからということではありません。
- ファッションを通して、自分の気持ちが変わり、立ち振る舞いを変えてくれる
- ファッションを通して、人との出会いが広がり、コミュニケーションが生まれる
- ファッションを通して、一緒にいる人の気持ちを変え、一緒に過ごす時間の満足度を変えてくれる
ファッションには単にモノとしての役割だけではなく、日々の暮らしを彩ってくれる魅力がある。だからぼくはファッションが大好きです。
ファッションが持つ役割や魅力を日常に取り込み、40代からのファッションを楽しんでみてください。