
「革靴欲しいけど、履きこなせなそう…」、「値段も高いし、スニーカーで十分かな」
このように、ファッションアイテムのなかでも革靴の購入は後回しにしてしまいがちです。
確かに、スニーカーに比べて、革靴は少しハードルが高く感じられるかもしれません。
しかし、街で見かけるオシャレな人たちの多くは、「革靴」にしっかりとお金をかけています。足元にもってくるアイテムが、コーディネート全体の印象を大きく左右することを知っているからです。
つまり、質の良い革靴を手に入れることは、オシャレになるための、最も確実で効率的な方法と言えるでしょう。
この記事では、なぜ大人の男性が革靴に投資すべきなのか、その理由を深く掘り下げます。
さらに、以下の内容も詳しく解説していきます。
- 高価な革靴と安価な革靴の違い
- カジュアル革靴とフォーマル革靴の見分け方のポイント
- 30代・40代の男性にこそおすすめしたい革靴ブランドとモデル
この記事を読めば、なぜ「革靴への投資」が大人の男性にとって重要なのか、そして、数ある選択肢の中からどんな一足を選べば良いのかが明確になります。
革靴への投資という一歩は、ファッションに対する自信を大きく高めてくれるでしょう。

2025年の大トレンド「クラシカル」によって、長く続いたスニーカーブームが終息。足元のトレンドは「革靴」へと大きく舵が切られています。
30代・40代メンズが革靴に投資すべき理由

なぜ、多くのファッション指南者たちは「まず革靴に投資すべき」と口を揃えるのでしょうか? それには、明確な理由があります。
ファッションアイテムにおいて、必ずしも「値段=質」とは限りませんが、革靴に関して言えば、「値段が高ければ高いにこしたことはない」と言っても過言ではありません。
なぜなら、靴は素材や製法の良し悪しが見た目にダイレクトに出やすいアイテムだからです。
だからこそ、洋服はユニクロなどの手頃なものでまとめたとしても、革靴だけは最低でも3万円以上の、質の確かなものを選ぶことを強くおすすめします。
それはど、靴への投資には計り知れないリターンがあるのです。
コーディネート全体の印象を劇的に格上げする
「オシャレは足元から」という言葉通り、コーディネートの印象は9割が下半身で決まると言われています。
特に身体の「先端部分」である足元は人の視線が集まりやすく、全体の印象を決定づける重要なポイント。
ここに質の良い革靴を合わせるだけで、たとえトップスやパンツがベーシックなものであっても、全体の印象が驚くほど引き締まり、洗練された大人の雰囲気を演出できます。
手入れの行き届いた上質な革靴は、簡単にコーディネート全体の印象を格上げする「マスターピース」なのです。
毎日使えるからこそのコストパフォーマンス
「高い革靴は贅沢品では?」と思うかもしれません。しかし、考えてみてください。洋服と違い、靴は基本的に毎日身につけるアイテムです。
購入金額を着用日数で割る「日割り計算」で考えれば、たとえ5万円、10万円の革靴であっても、数年単位で履き続けることで一日あたりのコストは驚くほど低くなります。
安価な靴を短期間で何度も買い替えるよりも、結果的に圧倒的なコストパフォーマンスを発揮してくれるのです。
トレンドに左右されず、長く愛用できる普遍性
革靴のデザインは普遍的です。流行に大きく影響されることが少ないため、一度手に入れれば毎シーズン、何年にもわたって同じものを使い続けることができます。
これは、毎年のようにトレンドが変わる洋服とは大きく異なる点です。
劣化しにくく、経年変化を楽しめる
安価な合成皮革の靴は数年で劣化してしまいますが、良質な本革で作られた革靴は丈夫で劣化しにくいのが特徴です。
さらに、ただ劣化しないだけでなく、履き込み、手入れを重ねることで革の色艶に深みが増し、持ち主の足に馴染んでいく「経年変化(エイジング)」を楽しむことができます。
これは、上質な革靴ならではの大きな魅力であり、自分だけの一足を育てていくという、モノへの愛着を深めてくれます。
高価な革靴と安価な革靴の違い

「革靴って、なぜこんなに値段に差があるの?」この疑問に対する答えは、革靴特有の生産背景にあります。
まず大前提として、革靴は素材(革)や製法にコストがかかるため、製造原価が洋服よりも高く、原価を大幅に下げるのが非常に難しいファッションアイテムです。そのため、価格差は品質の違いとして、より顕著に表れやすいのです。
具体的に、高価な革靴と安価な革靴では、以下のような本質的な違いがあります。
素材(革質)の違い
最も分かりやすいのが革の質です。高価な革靴には、キメが細かくしなやかで、自然な美しい光沢を持つ上質な本革(例えば、生後6ヶ月以内の子牛の革であるカーフなど)が使われます。
こうした上質な革は、履き込み、手入れを重ねることで色艶に深みが増し、美しい「経年変化(エイジング)」を楽しむことができます。
一方、安価な革靴では、硬い革や均一すぎる表情の革、あるいは合成皮革が用いられることが多く、表面を樹脂でコーティングして光沢を出した「ガラスレザー」も一般的です。
これらは革本来の風合いに乏しく、経年変化は期待できません。靴磨きなどのケアもほぼ意味をなさないため、ひび割れや剥がれといった「経年劣化」が早く訪れ、革を育てる楽しみは望めないでしょう。
製法と耐久性の違い
革靴の作り方(製法)も価格を左右する大きな要因です。
高価な革靴の多くは、「グッドイヤーウェルト製法」や「マッケイ製法」といった、手間とコストのかかる伝統的な製法で作られています。
これらの製法は構造的に頑丈で型崩れしにくく、最大の特徴はソール交換が可能であること。アッパー(革の部分)の状態が良ければ、修理を繰り返して何十年と履き続けられます。
対照的に、安価な革靴の主流は、アッパーとソールを接着剤で貼り付ける「セメント製法」です。製造コストを抑えられますが、基本的にソール交換はできず、ソールがすり減ったら履き潰す「使い捨て」が前提となります。耐久性も高価な革靴に比べ劣ります。
シルエットとデザインの美しさ
高価な革靴は、靴の骨格となる「木型(ラスト)」に長年の経験とノウハウ、開発コストが注がれています。
足を入れた時の立体的で流れるようなフォルムは、計算され尽くした美しさがあり、ステッチの細かさやコバ(ソールの側面)の仕上げなど、細部まで丁寧に作られています。
安価な革靴は、デザインを模倣していても、木型が簡素なため、どこか野暮ったい“ボテっと”とした印象になりがちです。
細部の作り込みも甘く、よく見ると「安っぽさ」が感じられてしまいます。
履き心地の違い
高価な革靴は、内部に詰められたコルクなどが、履く人の足型に合わせて沈み込み、徐々にオーダーメイドのようなフィット感へと変化していきます。
最初は硬さを感じても、長く履きこむことで足に吸い付くような抜群の快適性を提供してくれるのです。
安価な靴の中には最初から柔らかいものもありますが、それは必ずしも足を適切にサポートする構造ではなく、馴染む前に劣化してしまうことも少なくありません。
カジュアル革靴とフォーマル革靴は“つま先”と“羽根”で見分ける

革靴と一口に言っても、デザインはさまざま。TPOに合わせて適切な靴を選ぶためには、フォーマルなデザインとカジュアルなデザインを見分ける知識が必要です。
まず、ローファーやオペラシューズなど、靴ひもがないタイプの革靴は、それだけでカジュアル革靴だと判断できます。
見分けるための知識をもっておきたいのは、靴ひものある革靴です。
いくつかの見分け方がありますが、ここでは、「つま先」と「羽根」のデザインに注目して解説していきます。
羽根(靴紐を通す部分)のデザイン

- 内羽根式 (Oxford / Balmoral):靴紐を通す「羽根」と呼ばれるパーツが、甲の部分と一体化しているか、甲の下に潜り込んでいるタイプ。見た目がスッキリとしており、フォーマル度が高いデザインです。冠婚葬祭や格式の高いビジネスシーンには、こちらを選びましょう。
- 外羽根式 (Derby / Blucher):羽根が甲の上に乗っかっているタイプ。羽根が大きく開くため着脱しやすく、フィット感の調整もしやすいのが特徴です。内羽根式に比べるとカジュアルな印象になります。ビジネスシーンでも広く使われますが、休日のジャケパンスタイルなどにも合わせやすいデザインです。
つま先(トゥ)のデザイン

- ストレートチップ(写真左):つま先に横一文字の切り替え線が入ったデザイン。最もフォーマル度が高いとされ、特に冠婚葬祭では基本中の基本です。迷ったらこれを選べば間違いありません。
- プレーントゥ(写真中央):つま先に装飾や切り替えが一切ない、シンプルなデザイン。ストレートチップに次いでフォーマル度が高いですが、汎用性も高く、ビジネスからカジュアルまで幅広く使えます。
- Uチップ/Vチップ(写真右): 甲の部分にU字型やV字型の切り替えがあるデザイン。こちらはストレートチップ、プレーントゥに比べ装飾性が高いため、カジュアルな印象を与えるデザインです。
30代・40代メンズにおすすめの革靴ブランド8選!

ここからは、品質、デザイン、そして大人の男性にふさわしい品格を備えた、おすすめの革靴ブランドを厳選して8つご紹介します。
それぞれのブランドの特徴と、おすすめモデルをチェックして、あなた好みの一足を見つけてみてください。
Paraboot (パラブーツ)
1908年、フランス・ヴォアロン地方で創業したParaboot。登山靴作りのノウハウをベースにした堅牢な作りと、ブラジルのパラ港から輸入される天然ラテックスを用いたオリジナルのラバーソールが最大の特徴です。
多くのモデルで採用される「リスレザー」は、オイル含有率が高く、水に強く、独特の鈍い光沢を放ちます。
また、登山靴にも用いられる「ノルヴェイジャン製法」は、防水性と耐久性に優れ、タフな環境下でも足元をしっかりと守ります。カジュアルでありながら品格も備え、世界中で愛されるブランドです。
・価格相場:3万円〜7万円前後
【おすすめアイテム】[パラブーツ] オックスフォード CHAMBORD (シャンボード)

Parabootのアイコンとしてあまりにも有名なUチップモデル「CHAMBORD」。ぽってりとした丸みのあるトゥ、太いモカシン縫い、厚みのあるオリジナルの「PARA-TEX」ラバーソールが特徴的な、唯一無二の存在感を放ちます。
アッパーには定番のリスレザーが使われ、雨の日でも気兼ねなく履けるタフさが魅力。ノルヴェイジャン製法による堅牢な作りは、長年の愛用に耐えうる品質を保証します。
デニムやチノパンといったカジュアルスタイルはもちろん、ジャケパンスタイルの外しとしても抜群の相性を見せ、一足でコーディネートの幅を広げてくれる万能性を備えた一足です。
G.H.BASS (ジーエイチバス)
1876年、アメリカ・メイン州でジョージ・ヘンリー・バス氏によって設立された老舗シューズブランド。ノルウェーの木こりが履いていたスリッポンをヒントに、1936年、世界で初めてローファー「Weejuns(ウィージャンズ)」を開発したことで広く知られています。
甲部分のサドルストラップに1セント硬貨(ペニー)を挟むのが学生の間で流行したことから「ペニーローファー」とも呼ばれ、アイビーリーガーの足元を飾る定番アイテムとなりました。
・価格相場:3万円前後
【おすすめアイテム】[G.H.BASS] ローファー LOGAN (ローガン)

G.H.BASSの代名詞であり、ペニーローファーのオリジンとも言えるモデル「LOGAN」。サドルストラップの両端を糸で巻きつけた「ビーフロール」と呼ばれるデザインが特徴的です。
アッパーには光沢のあるガラスレザーが用いられ、手入れが比較的簡単なのも嬉しいポイント。伝統的なマッケイ製法で作られており、スマートな見た目と軽快な履き心地を実現しています。
素足で履いて軽快な春夏スタイルに、ソックスと合わせて秋冬のトラッドスタイルにと、季節を問わず活躍。デニムからスラックスまで幅広いボトムスに対応し、一足持っていると便利な定番ローファーです。
SANDERS (サンダース)
1873年、ウィリアムとトーマスのサンダース兄弟によって、英国靴の聖地ノーサンプトンで設立された実力派ブランド。長年にわたりイギリス国防省(MOD)へレザーシューズを供給してきた実績を持ち、その品質と耐久性は折り紙付きです。
伝統的なグッドイヤーウェルト製法を守り続け、天然素材をパーツのほとんどに使用するなど、質の高い靴作りを追求しながらも、コストパフォーマンスに優れているのが大きな魅力です。
・価格相場:5万円前後
【おすすめアイテム】[サンダース] ミリタリー ダービーシューズ

サンダースの「ミリタリーコレクション」を代表する外羽根式のプレーントゥシューズ。実際にMODへ供給していたモデルの木型(ラスト)をベースにしており、ミリタリー由来のやや丸みを帯びた武骨なフォルムが特徴です。
アッパーには光沢感が美しいポリッシュドレザーを使用。傷や汚れに強く、手入れが簡単なのも実用的です。
特徴的な3本のステッチ(トリプルステッチ)が施されたキャップ部分は、デザインのアクセントであると同時に、耐久性を高める役割も果たしています。
グッドイヤーウェルト製法で作られ、ソールにはグリップ力と耐久性に優れた英国ITSHIDE社のコマンドソールを採用。カジュアルなスタイルはもちろん、ビジネスカジュアルにも無理なく取り入れられる汎用性の高さが魅力です。
Jalan Sriwijaya (ジャランスリウァヤ)
2003年、インドネシアで創業した新進気鋭のファクトリーブランド。靴の聖地イギリスで修行を積んだ創業者が、その技術とフランスの高級皮革、そしてインドネシアの優れた手作業を融合させました。
最大の特徴は、アッパーとインソール、ウェルトを手作業で縫い付ける「ハンドソーンウェルテッド製法(九分仕立て)」を採用している点。これにより、機械式のグッドイヤーウェルト製法に比べて返りが良く、足馴染みが早いというメリットがあります。
高級素材と手間のかかる製法を用いながら、驚異的なコストパフォーマンスを実現し、日本でも高い人気を誇ります。
・価格相場:3万円前後
【おすすめアイテム】[ジャラン スリウァヤ] ローファー レザーソール

ジャランスリウァヤの中でも特に人気の高い定番ローファー。フランスの名門タンナー、デュプイ社のカーフレザーを贅沢に使用し、上品な艶とキメの細かさが高級感を醸し出します。
ハンドソーンウェルテッド製法によるしなやかな履き心地と、エレガントでバランスの取れた美しいラスト(木型)が魅力。ソールにはドレッシーなレザーソールを採用しており、ビジネスシーンでのジャケパンスタイルから、休日のキレイめカジュアルまで幅広く対応します。
本格的な作りの革靴を比較的手頃な価格で手に入れたい方にとって、最適な選択肢の一つと言えるでしょう。
Danner (ダナー)
1932年、アメリカ・ウィスコンシン州でチャールズ・ダナー氏によって設立されたワークブーツブランド。「可能な範囲の中でもっとも優れた靴を作る」という信念のもと、ビブラムソールやゴアテックスをいち早くブーツに取り入れるなど、常に革新的な技術で機能性を追求してきました。
堅牢な作りと防水性、耐久性に優れたダナーのブーツは、アウトドアシーンはもちろん、軍や警察にも採用されるなど、その品質は高く評価されています。
・価格相場:2万円〜4万円前後
【おすすめアイテム】[Danner] ダナー ポストマンシューズ

その名の通り、アメリカの郵便配達員のために開発されたサービスシューズをベースにしたモデル。長時間の歩行や、さまざまな天候に対応できるよう、クッション性とグリップ力に優れたオリジナルの「ダンキャットソール」を採用しています(一部モデルはビブラムソール)。
アッパーには光沢のあるガラスレザーが使われ、雨や汚れに強く、手入れも比較的簡単です。
製法は堅牢なグッドイヤーウェルト製法。シンプルなプレーントゥデザインは、ワークウェア由来のタフな雰囲気と、どこかクラシカルな上品さを併せ持ち、カジュアルスタイルからビジネスカジュアルまで、非常に幅広いシーンで活躍します。
WHEELROBE (ウィールローブ)
2015年に日本でスタートしたシューズブランド。ブランドコンセプトは、「普遍的なデザイン、伝統的なディテールにこだわり、素材、製法に妥協せず、熟練の職人により一足一足丁寧に作り上げている」。古き良きアメリカのワークやドレスシューズの要素を取り入れつつ、現代的な履きやすさを追求しています。
特に、日本人の足型に合わせて改良されたオリジナルの木型や、ホーウィン社のクロムエクセルレザーをはじめとする厳選された素材、そして丁寧な作り込みに定評があります。
・価格相場:5万円前後
【おすすめアイテム】[ウィールローブ] モックトゥ ワインハイマー

つま先のU字型のモカシン縫いが特徴的なモデル。アッパーには、ドイツの名門タンナーであるワインハイマー社のボックスカーフ(仔牛革)を贅沢に使用。きめ細かくハリがあり、上品な光沢感が足元をドレッシーに演出します。
製法はグッドイヤーウェルト製法を採用し、ソールにはレザーソールを組み合わせ、ヒール部分には1940年代~50年代のアメリカ製ワークブーツによく見られた「Cat’s Paw(キャッツポウ)」のラバーヒールを採用するなど、ヴィンテージライクなディテールへのこだわりも感じられます。
日本人の足にフィットしやすいように設計されたラスト(木型)は、長時間の着用でも疲れにくい快適な履き心地を提供。カジュアルからややドレッシーなスタイルまで、幅広く対応できる一足です。
KLEMAN (クレマン)
フランスのCLEON(クレオン)社が1988年にスタートさせたワークシューズブランド。CLEON社は1946年の創業以来、フランス軍や消防署、市役所など、様々な公共機関にワークシューズやサービスシューズを供給してきた実績を持ちます。
KLEMANは、そのミリタリースペックの基準をクリアする確かな品質と、フランス製ながら手に取りやすい価格設定が魅力。シンプルで実用的、かつどこかフランスらしいエスプリを感じさせるデザインが人気を集めています。
・価格相場:2万円前後
【おすすめアイテム】[クレマン] 靴 デッキシューズ モカシン ドナト

KLEMANの中でも定番人気のチロリアンシューズ「PADRE」と並び、人気のあるモカシンタイプのモデル「DONATO」。デッキシューズのような軽快なデザインが特徴で、すっきりとしたフォルムはさまざまなパンツと好相性です。
アッパーには程よい光沢のあるレザーを使用し、ソールにはグリップ力と耐久性に優れたオリジナルのラバーソールを採用。雨の日でも滑りにくく、天候を気にせずガシガシ履ける実用性の高さが魅力です。
セメント製法で作られているため、比較的軽量で屈曲性も良好。春夏シーズンの足元を軽やかに演出し、コストパフォーマンスにも優れた一足です。
HARUTA (ハルタ)
1917年創業、100年以上の歴史を持つ日本の老舗シューズメーカー「HARUTA」。特に学生用のローファーにおいては圧倒的なシェアを誇り、日本の多くの学生が一度は足を通したことがあると言っても過言ではありません。
その長年培ってきた靴作りのノウハウと技術力を活かし、近年では大人向けの本格的なレザーシューズのラインナップも充実させています。
国産ならではの丁寧な作りと品質の高さ、そして優れたコストパフォーマンスが魅力です。
・価格相場:1万円〜2万円前後
【おすすめアイテム】[ハルタ] ポストマンシューズ ビブラムソール レースアップ

HARUTAが展開する大人向けの本格ラインから登場したポストマンシューズ。シンプルな外羽根式のプレーントゥデザインで、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。
アッパーには手入れのしやすいガラスレザーを採用。ソールには、世界的に有名なイタリアのソールメーカー、ビブラム社の#2055ソール(通称:エヴァタンクソール)を使用しており、軽量ながら優れたグリップ力とクッション性、耐久性を実現しています。
ワイズ(足幅)は日本人の足に合いやすい3E設定。製法はステッチダウン製法で、足馴染みが良く、軽快な履き心地です。
確かな品質と実用性を備えながら、比較的手頃な価格で手に入る、コストパフォーマンスに優れた一足と言えるでしょう。
まとめ

30代・40代のメンズにとって、良質な革靴は単なるファッションアイテムではありません。それは、着こなし全体の印象を格上げし、自信を与え、そして長く付き合える「相棒」となりうる存在です。
確かに初期投資は必要かもしれません。しかし、質の高い革靴を手にすることには、以下のようなメリットがあります。
- 履くだけで、コーディネート全体の印象が格段に良くなる
- 手入れをすれば10年以上履け、長期的な視点で経済的
- 履き込むほどに足に馴染み、愛着が深まる
- 流行に左右されず、さまざまなシーンで活躍する
これらのことを考えれば、革靴に投資する価値は十分にあると言えるでしょう。
今回ご紹介した選び方のポイントやブランドを参考に、ぜひ「これだ!」と思える一足を見つけてみてください。
最初の一歩は、少し勇気がいるかもしれません。しかし、その一足が、いつもの日常をより豊かにしてくれるはずです。